自宅介護(在宅介護)は除菌・衛生対策との戦いでもあります。
特に最近は感染対策を行わなければならないため、自宅介護で気をつけるべき除菌ポイントは非常に多くなってしまいました。
筆者も元々自宅介護経験があるため、よくわかります。
そこでここでは、元除菌業者の担当者として自宅介護の中で特に気をつけたい介護用品の除菌対策についてご紹介していきます。
「あの時もっと除菌に気をつけていれば…」という言葉を言わない・言わせないためにも、徹底的に除菌していきましょう。
【自宅介護】特に除菌しておきたいアイテムまとめ
自宅介護の中でも特に除菌に気をつけたいアイテムがあります。
ここでは、自宅介護・除菌業者の2つの経験を持つ筆者が、自分なら絶対に除菌に気をつける!という介護用品をまとめていきます。
入れ歯(義歯)
入れ歯は除菌すべき最も重要なアイテムのひとつです。理由は単純です。シンプルに入れ歯は介護されている方の口の中に入るものだからです。
新型ウイルスをはじめ、ウイルスや細菌は口から侵入するのが最も割合としては多いのです。
そのため、入れ歯は入れ歯洗浄剤で定期的に磨いたり除菌する必要があります。
自宅介護の場合、ついつい入れ歯のケアまで手が回らないということも多かったり、ご本人に任せてしまうことも多いのですが・・・定期的に介護されている方の手で除菌するようにしましょう。
入れ歯を洗浄剤で洗浄した後、入れ歯を素手で持ってしまうというケースがあります。
この場合手についていた菌がガッツリ付着しますので、かならず手袋をして扱うようにしてください。装着時も、可能であれば素手でない方が安心です。
入れ歯ケース
入れ歯本体に気を取られていて、入れ歯ケースのケアまで手が回らないという方が非常に多いです。入れ歯ケースはプラスチック製というケースがほとんどだと思うのですが、その性質上どうしても細菌が付着したり汚れてしまいがちです。
まさかケースを入れ歯洗浄剤で洗うわけにもいかないので、定期的にアルコールなどで除菌・消毒した方が良いでしょう。
ただしアルコールはケースの材質によっては変質させてしまう恐れもあるので、必要に応じて次亜塩素酸水などを使うと良いですね。
プラスチックケースの場合、長い期間使用していると細かい傷ができ、そこへ細菌やウイルス付着したり、カビが発生する恐れがあります。
衛生的ではないので、1年に1回は交換するようにしましょう。
食器
普通のお皿やお箸といった食器ではなく、介護用品としての食器の除菌が重要です。
例えばグリップ付きのお箸はお箸の部分だけを洗うというケースも多いのですが、グリップ部分もしっかりと洗わなくてはなりません。また必要に応じてアルコールや次亜塩素酸水による除菌作業も必要となるでしょう。
その他、食事を運ぶ際のお盆についてもやはり、なんだかんだ汚れてしまいますので定期的に洗うようにしましょう。
可能であれば毎食ごとに、アルコールまたは次亜塩素酸水などの除菌剤でふき取って使用すると良いです。
手すり
ご自宅に介護保険の適用などを受けて、手すりを装着されているというケースもよくあります。手すりは言うまでもなく除菌すべきポイントです。
材質も体重をかけるものなのでそこまで弱いものではないケースがほとんどです。よって、アルコールなどの除菌剤を使ってがっつり除菌していきましょう。
ウエットティッシュを使用する場合は、除菌作用のあるティッシュを2枚以上重ねて使うとより安心してふき取りが出来ます。
スプレーについては噴霧した後、少し時間を空けてから乾拭きすると除菌効果が高まります。
杖・歩行器
デイケアサービスやお散歩など、介護される方が外出される際に使用する杖や歩行器・また車椅子などについても定期的に除菌をしておきたいところです。特に外出時に使用するものは徹底的に毎日除菌しておくと良いでしょう。
方法としてはウエットティッシュで丁寧に拭き取るかアルコールスプレーを噴霧して乾拭きという流れが良いでしょう。
ただしアルコールは乾燥する時に除菌・殺菌の「仕事」をします。そのため、吹き付けてから少し時間を空けて拭き取る方が良さそうです。
補聴器・集音器
補聴器・集音器も見落としがちですが除菌しなければならないアイテムのひとつです。特に介護されている方が直接、補聴器・集音器を扱われている場合、ご本人の手による除菌まではなかなか行き届かないケースのほうが多いでしょう。
可能であれば介護者の方が定期的に除菌してあげたいところです。
方法としては精密機械ですからアルコールスプレーなどを噴霧することができません。よってウェットティッシュで拭き取るように除菌をするような方法がお勧めです。ただし補聴器・集音器メーカーによっては除菌の方法をアナウンスしていることもあります。
特に補聴器はオーダーメイドというケースがほとんどなので、1度販売メーカーの担当者へ除菌方法をを聞いてみるというのも良いでしょう。
ラジオ・テレビ
テレビはまだしも、見落としてしまいがちなのがラジオです。特に療養型施設・病棟への入所・入院経験がある方はテレビよりもラジオの方が馴染みがあるという方が多く、解雇になってもその名残でラジオを肌身離さずお持ちだというケースがあります。
なかなか本人が手放してくださらないケースの方が多いのでタイミングが難しいのですが、ラジオもまた定期的に除菌をする必要があります。方法としては防水タイプ・防滴タイプのものであれば除菌剤をスプレーで軽く吹き付けてから吹き上げる方法がおすすめです。
水気を嫌うタイプのラジオであればティッシュにアルコールや除菌剤を吹き付けて仕上げるという方法もあります。
自宅介護中の除菌業者を呼ぶのはアリ?
自宅介護中に除菌業者を呼ぶことは、結論から言ってお勧めです。自宅介護ではどうしてもさまざまな事に限界があります。
ただでさえ自宅で介護することはエネルギーを使うのに、そこに除菌のことも考えなければ…となれば、遅かれ早かれ介護者の方が疲れきってしまうでしょう。
そうならないためにも、介護者の方はご家族の介護に集中して頂き、除菌はプロの手で徹底的に行うという流れの方が間違いなく良いです。
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特にご自宅の中でも除菌や清掃がどうしても行き届きづらい部分があります。そういった部分も除菌業者によっては、ATP拭き取り検査といってどのくらいのウイルスや細菌が付着しているかを測定してから除菌施工を行ってくれるケースもあります。
料金については、残念ながら介護保険こそ適用にはなりませんが・・・最近は家庭用の料金プランを設定している業者もいるので、相談の価値はあります。
また、業者を呼んで隅々まで自宅を除菌することは介護者の方にとっても精神衛生上とても良いことでもあります。
除菌施工を行うと当然ですがニオイ菌も基本的には除菌されます。そのため副産物的にお部屋のニオイが消臭できるケースもあります。すっきりとした空間で心機一転、リフレッシュすることもできるでしょう。
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