自宅介護(在宅介護)をされているご家庭にとって、衛生管理は極めて重要なポイントです。
介護されている方はもちろんのこと、介護者の精神衛生上も、ご自宅の衛生管理は重要です。また、徹底した除菌対策も昨今必要なこととなりました。
そんな中、自宅介護の除菌ポイントとして1番大きな要素が要介護者とのコミュニケーションです。
ここでは自宅介護の現場へお邪魔して除菌施工を行っていた、元・除菌業者の担当者が自宅介護で除菌をする際の要介護者とのコミュニケーションについて解説していきます。
自宅介護の除菌、コツは要介護者とのコミュニケーション?
自宅介護の除菌は要介護者とのコミュニケーションがめちゃくちゃ大事です。
なぜなら、要介護者の方に協力していただかなくては自宅の除菌は成立しないからです。
これは介護者の方が自助努力で自宅を除菌する際にも、また除菌業者がご自宅に入って作業を行うときにも言えることです。
ここでは要介護者とのコミュニケーションの中で特に気をつけたいポイントを3つご紹介いたします。
分かりやすい説明
まずは何と言っても分かりやすい説明が大事です。要介護者の方の中には耳が遠かったり、認知症の関係で一度で説明が理解できない・なかなか理解しづらいという方もいらっしゃいます。
自宅介護を始めたばかりの方は特に、普通通り家族に接するような感じで説明をしてしまいがちです。しかし特に認知症の患者の場合は分かりやすく説明しないと、そもそもコミュニケーションが成立しないというケースもあります。
特に新型ウイルス感染症のこともいまいち理解が及ばないという方が最近は多いので、無理に新型ウイルス感染症の話をするのではなく
- これから掃除をします
- ばい菌をやっつけるために消毒しますね
など、端的でわかりやすい説明を心がけるのが重要です。
無理強いしない除菌作業
除菌作業の中には要介護者の方に体を起こしていただいたり、手持ちのラジオや補聴器などを一瞬お借りして除菌しなければならないこともあるでしょう。
この時無理強いすると、要介護者の方は「よくわからないが、家族に手持ちの物を盗まれた!」と感じてしまうことがあります。
筆者も認知症患者の自宅介護の経験があるのでよくわかります。一度怖い思いをした記憶は認知症でも長い期間インプットされ、トラウマになってしまうことがよくあります。そのため、無理強いしないで除菌作業を行うことが求められるわけです。
短時間での作業
あまり長い時間をかけて除菌作業・清掃作業をすると、要介護者の方がかえって混乱してしまうおそれがあります。
特に認知症の方は極めて短期間しか記憶が持たないというケースもあります。よって作業中に「何でこんなことをしているのか?」と何回も聞かれることがあります。
この問答の繰り返しになると介護されている方も要介護者の方も、双方ストレスになってしまいます。よって、短時間で除菌作業を完結させる必要があります。
【業者は見た】こんな声掛け&行動はNG!自宅介護の除菌失敗談
自宅介護の除菌失敗談をお届けします。
元・除菌業者として、元・自宅介護経験者として介護されている方の気持ちはよくわかるのですが…ついつい、こんな声かけや行動をしてしまっていませんか?
以下の内容は要介護者の方のストレスにもつながりますし、何より介護されている方の介護疲れに直結してしまうことといえます。
加えて除菌の効果や正確性も失われてしまう可能性が高いため、特に気をつけたいところです。
つい怒鳴ってしまう
介護中につい怒鳴ってしまうというケースは本当によくあります。
除菌業者として認知症の方を自宅介護されているお宅で除菌施工を行ったことがあります。その際「業者の人が来たから、居間からお部屋に移動してね」とご家族の方がお願いしても業者が来たこと自体をうまく理解できず、なかなか移動してくださらないということがありました。
その時にスケジュールの事を心配されたご依頼者の方が「早く移動しなさい!アンタのせいでいくらかかってると思ってるの!」と要介護者の方を怒鳴りつけてしまったことがありました。
本当にお気持ちはよくわかるのですが、やはり怒鳴ってしまうと認知症の方は怒鳴られたことだけが記憶に残ってしまいます。
こうなってしまうと、要介護者の方からのご協力がうまく得られず毎日の清掃や除菌も上手くいかなくなってしまいます。
本人を無視して除菌する
本人からの拒否が強く、なかなか手持ちの道具を除菌させてくれないことがあります。
一般的な介護施設であればスタッフも複数いますので、うまく時間をずらしたりして調整できるのですが・・・自宅介護の場合なかなかそうもいきません。
そこで、本人を無視して無理やりお手持ちの品を除菌するというケースもあります。効率を重視すると介護者としては気持ちは理解できますが、これもあまり良いコミュニケーションではありません。
状況によっては「物盗られ妄想」(何かを盗まれてしまったという妄想に囚われてしまうこと)が強くなり、除菌しなければならないアイテムを隠されてしまう可能性もあります。
ポータブルトイレを素手で処理する
ポータブルトイレを素手で処理したりするケースが散見されます。手袋をして処理をするのが一般的ですが、中には時間がなかったり、どうしても効率を重視して素手で処理してから後で手洗いをされるという方もいらっしゃいます。
介護者の方の排泄処理も同様に素手で行う方が多いのではないでしょうか。こちらは感染対策・除菌の部分から見て絶対に避けるべきことです。排泄物は新型ウイルス感染症とあまり関連性がありませんが、その代わりノロウイルスや大腸菌関係の感染症を引き起こす可能性があります。
手洗いをしていても方法によっては確実に除菌・消毒できていないこともあり、これがご自宅内が汚染されてしまったというケースも十分に考えられます。
換気をしない
高齢者の方や認知症の方は様々な事情でとにかく寒がることがあります。そのため、夏場でも暖房を所望されることがあるなど、そもそも換気しようにも本人が寒がるため、換気ができないというケースがあります。しかし新型ウイルス感染症の対策を行うにおいて換気はマストです。
なかなか説得しても窓を開けさせてくれないというケースが多いため、窓を開けることを諦めてしまう介護者の方も多いのですが・・・換気をしないといつまでも空気がそこに滞留しますので、衛生上よくありません。
【担当者語る】自宅介護には家庭用除菌業者がオススメ
上記のような諸問題を全て解決できるのが、家庭用除菌業者を呼ぶことです。除菌業者はもともと店舗や倉庫など高度な除菌技術が求められる空間・利用シーンに対応できる業者ばかりで、彼らが家庭用にも除菌施工を行い始めた、というのが最近の流れです。
よって極めてスピーディーに効率よく、そして効果的に薬液を使用して除菌施工を行ってくれるでしょう。
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自宅介護は孤独な戦いでもあります。お一人で介護しようとされると、どうしても除菌や衛生管理まで手が回らないというケースがほとんどです。
そこで、新型ウイルス感染症対策の一環としてグッズを使用した効率的な除菌方法や除菌業者を呼ぶという選択肢もご一考いただきたいところです。
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