年末年始の大掃除の中で特に忘れがちなポイントがあります。
それが洗濯槽です。
また年末年始のみならず日常的に清掃・除菌をしておくことにより、洗濯槽をクリーンに保つことは、感染対策や衛生的な生活に大きく寄与します。
そこでここでは普段のお掃除で忘れがちな、洗濯槽の清掃や除菌の仕方を徹底的に解説していきます。
この洗濯槽の清掃を行わないと洗濯槽(洗濯機)が雑菌の温床になってしまう可能性もあることから、本記事を読み進めて頂き、クリーンな洗濯槽を保てるようにしていきましょう。
洗濯槽の除菌の仕方
ここでは洗濯槽の除菌に役立つ、各除菌方法の基本的な使用方法を解説していきます。
またこの中で紹介している各商品に使用方法が記載されている場合、それを確認して使用するようにしましょう。
【専用】洗濯槽クリーナー
洗濯槽クリーナーには酸素系と塩素系の二種類が存在します。
基本的には、それぞれ用途に応じて使い分けてください。
それではそれぞれの違いを簡単におさえておきましょう。
まず酸素系の洗濯槽クリーナーは、過酸化炭酸ナトリウムが主成分となっており、もこもこと発泡する特徴があります。
この発泡した泡で汚れを剥がし落とすイメージの製品となります。
一方、塩素系は、 次亜塩素酸ナトリウムが主成分となっており、どちらかと言うと菌を除去する力に特化したタイプのものになります。
どちらのタイプであっても、使い方は簡単です。
実際の使い方は、この後共通のものとしてご紹介していきます。
洗濯槽にぬるま湯を入れる
まずは洗濯槽にぬるま湯を入れましょう。
最大量まで貯めるのが基本です。
ちなみに冷たい水ではなく「ぬるま湯」を入れる理由としては、クリーナーが溶けやすくするためです。
また、クリーナーに含まれる成分の好適温度帯が比較的高い温度であることも理由のひとつです。
クリーナーを入れる
次にクリーナーを投入していきます。
基本的には規定量を入れるようにしましょう。
入れすぎると本来の効果が得られないばかりか、思わぬトラブルを引き起こす恐れがあります。
十分に注意しましょう。
(よく入れれば入れるほど効果があると考える方もいらっしゃいます。しかしクリーナーに関しては規定量を入れることが最も効果的です。)
洗濯機を回す
洗濯機を回します。
通常の洗い〜脱水までを一通りするだけでOKです。
ちなみに、槽洗浄コースがある場合そちらを利用しても良い結果が得られます。
これで洗濯槽クリーナーの利用が完了します。
重曹
ナチュラルな素材として知られる重曹もまた、自然に優しくそれでいて洗濯槽をきれいにできる効果があります。
ちなみに重曹は炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)という物質から構成されており、水に溶けると弱アルカリ性の水溶液へ変化します。
弱アルカリ性の性質を持っているということで、油汚れや皮脂汚れなどのいわゆる酸性の汚れを中和したり分解する性能を持っています。
つまり洗濯槽に付着しているこういった酸性の汚れを剥がし落とすには、重曹がぴったりというわけです。
ちなみに重曹の注意点として、水に溶けにくいという性質があります。
溶け残りがあると、洗濯槽の穴に詰まってしまう危険もあるので十分に注意しましょう。
それでは重曹を使った洗濯槽のクリーニングの方法について解説していきます。
洗濯槽にぬるま湯を入れる
一般的な洗濯槽クリーナーと同様に、まずは洗濯槽にぬるま湯を入れ、最大量まで溜めます。
先ほど解説した通り重曹は水に溶けづらいという性質があることから、水温を多少引き上げておくことが大切です。
具体的には40度から50度程度が適温です。
重曹を入れる
重曹を使った洗濯槽クリーナーの場合は各商品の規定量を投入しましょう。
通常の重曹を洗濯槽に入れる場合については200gを目安にして入れると良いでしょう。
洗濯機を回す
洗濯機を回す。
すすぎや脱水のない洗いコースで回すのが大切です。
通常コースだと、排水してしまうため、ごみをすくい取れないためです。
汚れをすくい取る
ここから5時間から9時間ほど放置しましょう。
この間に重曹が汚れを剥がしてくれるイメージです。
時間が経過したら浮き上がった汚れをすくい取ります。
ごみ取り用の網を利用したり、ハンガーとストッキングで、網を自作しても良いでしょう。
洗濯槽には見えないカビや雑菌が大量って本当?

- 栄養→衣類の汚れ・埃・洗剤の溶け残りetc
- 湿度→80%以上
- 温度→20-30℃
上記は、一般的にカビが発生しやすい条件です。
つまり洗濯槽にはカビが発生しやすい条件が揃っているのです。
よって、洗濯槽には見えないカビや雑菌が大量に潜んでいると考えて然るべきです。
また、洗濯後の匂いが気になる場合、これは雑菌の影響である可能性が高いといえるでしょう。
一般的に悪臭は雑菌がその発生源になっていることが多いです。
何度洗濯機を回しても衣類の臭いが取れない場合、洗濯槽そのものに雑菌が繁殖していることによって、悪臭を放っている可能性が高いのです。
気づいたら、汚れを落とすはずの洗濯機が雑菌の温床に!?なんてことも考えられます。
洗濯槽のカビや雑菌を放置すると起こること
洗濯槽のカビや雑菌を放置すると、洗濯槽の裏にカビや石鹸カス・水垢などの汚れが溜まってしまいます。
また、これは洗濯物にカビや雑菌が付着してしまう原因にも十分になりえます。
ちなみに、洗濯機の使用頻度が低いからといって、洗濯槽のメンテナンスをしなくて良い、とも言えません。
エステーの研究結果によると、週2〜3回という頻度での洗濯機の使用の方が、毎日洗濯するよりもカビが発生しやすいというデータもあります。
洗濯槽のカビや雑菌の繁殖を予防する方法
洗濯槽の除菌を定期的に行うとともに、なるべくカビや雑菌が繁殖しないように予防することも大事です。
具体的には以下のようなポイントを注意しておきましょう。
洗濯機を洗濯カゴ代わりに使用しない
洗濯機を洗濯カゴ代わりに使用しないことが大切です。
洗濯物についている汗や皮脂はカビの栄養源となるのです。
また、衣類の湿気で洗濯槽の温度・湿度が上がり、カビや雑菌が繁殖しやすい環境となってしまうことも理由のひとつです。
洗濯物は洗濯機を回す直前に洗濯物を入れるように心がけ、普段は洗濯カゴを使用すると良いでしょう。
洗剤の用量は守る
洗剤の量を多く入れるのはお勧めできません。
洗剤の量が多いと溶け残りが発生する可能性が高いからです。
その結果、残った洗剤がカビの栄養源となってしまう可能性があります。
あまり知られていないことではあるものの、洗剤の用量を守ることもカビや雑菌繁殖を防ぐ上で重要、ということです。
洗濯したらすぐに干す
洗濯後、干すまでに時間が空くと洗濯機内の湿気が上昇します。
こうなると先ほどご紹介した通り、カビの繁殖しやすい環境になってしまうことが考えられます。
よって、洗濯が完了したらすぐに洗濯を干すように心がけましょう。
タイマーの活用もおすすめです。
洗濯機のフタはできるだけ空けておく
洗濯機のフタを閉めておくと、湿気がこもってしまいます。
洗濯機を使用していない時は、フタを開けておくようにしておきます。
特に、洗濯機を使用した直後は湿気がたまりやすいので、最低でも1時間程度は開けておくとよいでしょう。
まとめ
今回は洗濯槽の除菌方法について解説してきました。
洗濯槽は定期的に清掃を行わなければ、見えないカビや雑菌が大量発生する可能性もあります。
そのため、洗濯槽の掃除はこまめに行いましょう。
また、洗濯槽クリーナーは手軽に除菌ができる便利な商品です。
洗濯槽クリーナーによる除菌ももちろん有効ですが、それだけに頼らず、普段の洗濯の中でも除菌することを心掛けましょう。
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