除菌剤が目に入ったり飲んでしまった場合、どのような対処をすれば良いのでしょうか。
いざという時に慌てないためにも、今回は除菌剤が目に入ったり飲んでしまったり、人体に入ってしまった時の対処法をご紹介します。
管理人が企業担当者として徹底的に調査・勉強した内容ですので、ご家庭でもぜひお役立てください!
アルコールの場合
アルコールの除菌剤や消毒剤はお店に多く置かれるようになり、目に入ったり小さい子どもの手の届く場所にあって飲んでしまったりするリスクが高まっています。
手でプッシュするタイプのアルコールもあれば、手をかざして自動で出るタイプ、足でペダルを踏むタイプなど様々な種類があります。
特に自動式やペダル式は、子どもの目線の高さでアルコールが出てくることが多いので、注意が必要です。
アルコールが目に入った時の対処
アルコールが目に入ってしまったら、すぐに水かぬるま湯で洗い流してください。
15分以上洗い流すことが望ましいですが、製品の注意表示に記載されている場合があるため、確認して従いましょう。
目の洗い方について紹介します。
- 水道の蛇口の場合
水を流しながら手の平に水をため、その中でまばたきをするようにして洗います。 - シャワーの場合
水流を弱めにして目に直接かけるように洗います。
コンタクトを装着している人は無理に外す必要はなく、とにかくまずは水で洗い流すことが大切です。その後外せるようなら外し、外してからもう一度洗うといいでしょう。
その後は眼科で診察を受け、医師の判断を仰ぎましょう。特に、赤み・痛み・違和感などの症状がある場合には、放っておかずに早めに受診することが重要です。
アルコールは目の粘膜への刺激が強いため、重度になると、目の障害や失明の可能性もゼロではないのです。
アルコールを飲んでしまった時の対処
アルコールの除菌剤や消毒液を飲んでしまったときの対処法です。
まず、大人の場合は、少量であれば体に大きな影響はありませんが、アルコールだけでなく添加剤などで胃が刺激される可能性があります。違和感や吐き気があれば、病院へ行きましょう。
一方で、子どもの場合は急性アルコール中毒になりやすいため注意が必要です。急性アルコール中毒の症状は、発汗や体温低下などが代表的です。
もし大量に飲んでしまったときは、水か牛乳をコップ一杯飲んでから吐かせ、すぐに病院へ行きましょう。
次亜塩素酸水の場合
除菌や消臭効果もある次亜塩素酸水ですが、食塩水を電気分解で生成している中性電解水であるため、人にやさしい除菌液と言われています。
飲食店や保育園でも使用されており、しっかりとした除菌と消臭効果がありながら高い安全性を誇るのです。
ただ、漂白剤として使われる「次亜塩素酸ナトリウム」とは異なりますので、間違えないように注意が必要です。
次亜塩素酸水が目に入った時の対処
次亜塩素酸水は、有機物に触れると反応して水に戻ります。そのため、多少目に入っても心配することはありません。
もし違和感や赤み、痛みがあればすぐに目を洗い流し、眼科を受診しましょう。
次亜塩素酸水を飲んでしまった時の対処
たとえ次亜塩素酸水を飲んでしまったとしても、喉を通過している間に水に変わりますので体に害はありません。
しかし、大量に飲んでしまった場合や違和感を感じた場合は、医師に相談することをおすすめします。
中性洗剤の場合
洗剤は、中性・酸性・アルカリ性の3つに分類されます。
一番取り扱いに気をつける必要があるのはアルカリ性洗剤で、排水口のぬめり取りやガンコな油汚れを取るような洗剤がアルカリ性です。強力な洗浄効果があるため、目に入ると重度の障害に繋がるほど危険性が高いと言われています。
一方、中性洗剤は食器用洗剤などが代表的。軽い汚れを穏やかに落とすため、手や肌には比較的負担が軽いのです。
中性洗剤が目に入った時の対処
中性洗剤が目に入ってしまったときは、アルコールと同様にすぐに目を水かぬるま湯で洗い流してください。
こすらずに洗うのがポイントで、水道やシャワーで15分ほど洗い流しましょう。目の洗い方は、前述のアルコールの項目で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
目を洗って、痛みや赤み・違和感があれば眼科で診察を受けましょう。中性洗剤の場合は重度の障害に繋がりにくいですが、念のため受診すると安心です。
眼科に行く際には、目に入った中性洗剤のボトルを持っていくとスムーズです。
中性洗剤を飲んでしまった時の対処
中性洗剤を誤って飲んでしまったら、牛乳または卵白を飲んで安静にしましょう。なければ水でも良いですが、牛乳は胃壁を保護してくれるため水よりも牛乳の方が効果的です。
注意点ですが、無理に吐き出したり吐かせようとしてはいけません。嘔吐物が気管に入り、窒息の危険があります。
牛乳などを飲んでから様子を見て、違和感があれば病院へ行きましょう。
石鹸の場合
使用頻度の高い石鹸ですから、目に入って痛い経験をした人も多いでしょう。
石鹸が目に入った時の適切な対処法を紹介します。
石鹸が目に入った時の対処
石鹸が目に入ったら、すぐに目を洗いましょう。
ここで気をつけたいのは、なるべくこすらずに丁寧に洗うこと。
大人であれば我慢できるかもしれませんが、子どもはすぐにこすりがちです。こすってしまったことで目が腫れたり、赤みが出てしまったりして症状が悪化するケースが多いため、注意が必要です。
目の洗い方は「アルコール」の項目で詳しく説明しています。もし目を洗ってからも痛みや違和感が続くようであれば、眼科を受診しましょう。
石鹸を飲んでしまった時の対処
少量の石鹸を飲み込んでしまったら、中性洗剤の対処法と同様に、牛乳か卵白を飲んで様子をみてください。
無理に吐こうとすると固形物が喉に詰まって窒息するかもしれませんので、飲み込んだのが子どもの場合は、周りの大人も無理に吐かせないようにしましょう。
石鹸は、固形石鹸1.5個分ほど誤食した場合に中毒症状などが出る可能性があります。少量であればそこまでの危険はありませんが、固形石鹸は液状と違って窒息に繋がります。取り扱いには注意が必要です。
【新しい選択肢】除菌作業に潜むキケンはプロに任せる

実は除菌剤には様々な危険が潜んでいます。警戒しすぎていると何も出来なくなってしまうので意味がありませんが、覚えておくに越したことはないでしょう。
今回ご紹介したように、万が一の場合には適切に対処する必要があります。除菌剤によっては大きな効果を持つものもありますが、危険が同じだけ潜んでいるケースもあるのです。
特に次亜塩素酸水は人体にほぼ無害ですが、自家製の次亜塩素酸水の場合は作る段階から保存性・安全性の部分でリスクが伴います。取り扱いに十分注意しないと、危険な目に遭うおそれがあるので注意が必要です。
そこで新しい選択肢として管理人が個人的におすすめできるのが「除菌作業の流れを全てプロに任せてしまう」というものです。
企業の施設やオフィスなどを除菌施工している業者が、昨今の社会情勢のために各ご家庭に出張して除菌作業を行ってくれるサービスが最近増えてきています。
まだメディアでも取り上げられていないほど最新の情報にも関わらず・・・予約で満杯という業者が増えてきているという情報もあります。
実際に企業の除菌担当者として除菌業者に作業をお願いしたところ、予約待ちで何件か断られてしまいました…。
下記の記事では、管理人が厳選したご家庭に出張除菌に来てくれる業者のまとめをご紹介しています。
中にはご家庭からの依頼が多すぎて、一般企業のオフィスのみとしているところも散見されますが、まずはお住まいの地域の業者を探して除菌の予約をするのが賢い方法です。
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