対策は本当にそれだけで十分でしょうか?オフィス内での新型ウイルス感染を防ぐためには、二酸化炭素濃度が鍵となります。
この記事では、なぜオフィスでの新型ウイルス対策に二酸化炭素濃度が重要なのかという点を解説します。記事を最後まで読んで頂くことによって、正しい換気が大切ということが分かる様になるでしょう。
新型ウイルスの感染経路をおさらい
新型ウイルスの感染経路は大きく分けると、飛沫感染と接触感染に分けられます。それぞれ、どのようにして感染するかをおさらいしてみましょう。
飛沫による感染
くしゃみや咳、会話によって飛散する唾液のことを飛沫と呼びます。この飛沫と共にウイルスが放出され、知らず知らずのうちにその飛沫を口や鼻から吸い込みことによって感染するのが、飛沫による感染です。
新型ウイルスが流行りだした初期のころに、マスクが品薄状態になったことは記憶に新しいと思います。マスクは飛沫の放出と吸い込みを防ぐために有効な手段です。
接触による感染
新型ウイルスを含んだ飛沫が机やドアノブに付き、それを触った手で、鼻や口、目などに触れた際に感染することを接触感染と呼びます。
接触感染は、飛沫感染と並んで感染リスクが高いとされている感染経路です。マスクと同様にアルコール消毒液も入手困難になった時期もありました。
オフィスでの二酸化炭素濃度が高いとどうなる?
新型ウイルスの代表的な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。それでは「二酸化炭素濃度は新型ウイルスと無関係では?」と思う人もいるかもしれません。
オフィスで二酸化炭素濃度が高まってしまった場合、どのようなリスクが発生するのでしょうか?確認していきましょう。
ウイルスを含んだ飛沫が滞留する
オフィスで二酸化炭素濃度が高い状態というのは、「換気ができておらず、酸素不足」のことです。この状態になることによって、新型ウイルスなどのウイルスを含んだ飛沫が、空気中に滞留しやすくなります。
空気中に新型ウイルスなどのウイルスを含んだ飛沫が滞留することにより、その飛沫を吸い込んだり、飛沫が付いたものを触ったりして、感染してしまう可能性が高まると言えるでしょう。
この二酸化炭素濃度が高い状態は、3密の中の1つである「密閉」状態で起こりやすいとされています。オフィスの中では、会議室や応接室が密閉状態になりやすい場所です。
従業員の生産性が低下する
新型ウイルスとは直接関係ないかもしれませんが、オフィスでの二酸化炭素濃度が高まることによって、従業員の生産性が低下するリスクも発生します。
二酸化炭素濃度が高いオフィスで仕事をしていると、従業員は倦怠感、頭痛、耳鳴りなどを感じることが多くなるので、注意が必要です。このような状態となると、当然仕事の生産性も低くなってしまい、企業の業績にも悪影響を及ぼしてしまうことでしょう。
オフィスでの換気について
オフィスで二酸化炭素濃度を下げるためには、適切な換気をすることが重要です。換気をすることで酸素を取り込み、二酸化炭素濃度を下げることができます。また空気中に滞留するウイルスを含んだ飛沫を屋外に放出することも可能です。
それでは、適切な換気とは何でしょうか?オフィスでできる換気について確認していきましょう。
二酸化炭素濃度の基準値は1000ppm以下
オフィスでの二酸化炭素濃度の基準値は建築基準法で以下のように定められています。
- 室内の二酸化炭素濃度(容積比):100万分の1000以下=1000ppm
この1000ppmという値を覚えておきましょう。
オフィス内の二酸化炭素濃度が1000ppmを超えた場合、前述したとおり、従業員の体調に悪影響を及ぼすため、生産性が低下する恐れがあります。
また空気中にウイルスを含んだ飛沫が長時間滞留するリスクが高まるため、新型ウイルス感染の可能性も高くなると言えるでしょう。
エアコンだけでは換気は不十分
オフィスでの換気について、「エアコンで常に換気できているから大丈夫。」と考えている人もいるのではないでしょうか?
この考えは間違いです。一般的なエアコンは、部屋の中の空気を吸い込んで、冷たくしたり暖かくして、部屋に戻しています。つまり、部屋の中と外の空気の入れ替えは行なっていないのです。
オフィスの空気を循環させているエアコンは、従業員が快適に働くために必要不可欠なものですが、新型ウイルス感染を防ぐための二酸化炭素濃度低下には寄与しません。窓を開けて換気を行なう、サーキュレーターや扇風機を使って窓やドアから空気を逃がすなどの対策がプラスαで必要です。
換気のルール作りが大切
オフィスは多くの人が集まり、二酸化炭素濃度が高まりやすい場所です。二酸化炭素濃度が高まることで、新型ウイルスに感染するリスクも高まってしまいます。
対策として有効なのが換気に関するルールを策定することです。換気に関する意識の向上にも繋がる方法と言えます。
- 1時間のうち、10分間はオフィスの窓を開ける
- 二酸化炭素濃度が900ppmを超えたら窓を開ける
- 執務室や会議室のドアは常に開けておく
これはあくまで一例です。オフィスによって状況が異なりますので、あなたの会社の米ルールを策定しましょう。
オフィスの二酸化炭素濃度を計測しよう
オフィスの二酸化炭素濃度が高まると、従業員の生産性が低下するだけでなく、新型ウイルス感染のリスクも高まることがお分かり頂けたと思います。
しかし、新型ウイルスと同様に、二酸化炭素も目で見ることができません。どのようにすれば良いのでしょうか?
実はオフィスの二酸化炭素濃度を見える化できる二酸化炭素濃度測定器という機械があります。
厚生労働省も定期的に室内の二酸化炭素濃度を測定することを推奨しており、オフィスの二酸化炭素濃度管理には必須のアイテムと言えるでしょう。ぜひ導入を検討してみてください。
(※参照「職場における新型ウイルス感染症の感染拡大を防止するために」
まとめ|正しく換気をしてオフィス内感染を防ごう
オフィスの二酸化炭素濃度が高まることにより、新型ウイルス感染のリスクが高まります。適切な換気により、二酸化炭素濃度を上昇させないことが、新型ウイルス感染予防の鍵と言えるでしょう。
しかし、換気のルールを策定した上で徹底しても、残念ながら新型ウイルス感染リスクをゼロにすることはできません。万が一、オフィスで新型ウイルス感染者が出てしまった場合は、慌てずに次の行動を考えることが大切です。
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