消毒・除菌・抗菌の違いは以下のとおり。
消毒:病原性のある微生物を死滅・除去させて無毒化する
除菌:菌の数を減らす
抗菌:菌の繁殖を防ぐ
つまり、除菌業者はただ消毒・除菌するだけでなく、その後に菌が繁殖しにくい環境を作る「抗菌効果」もあるものを選ぶ必要があります。
ウイルス・菌の数を測定する検査機を使用し、施工前と施工後に測定することで数字で除菌効果がわかります。
除菌効果は視覚的にわかるものではないため、これを洗浄度検査として採用している除菌業者が多くなっています。
自分で除菌する場合、手間と時間が必要になります。
また、防護服などを着用しなければ感染症にかかるリスクもあり、手作業では細かい箇所を逃すこともあるので、不十分な除菌になってしまいます。
一方、除菌業者を依頼すると費用はかかるものの、手間も時間も削減しつつ徹底的に除菌をすることが可能。
施工証明書を発行してくれる業者もいますので、客観的に見てウイルス対策を徹底している証にもなります。
感染者が発生する前に、依頼しておくに越したことはありません。
新型ウイルス陽性者が出た場合、対応できる除菌業者は限られてしまいます。さらに迅速で適切な対応が必要なため、費用も高くなる傾向にあります。
依頼して1〜2週間後の施工となることを考慮し、できるだけ早めに依頼しておきましょう。
新型ウイルスに対する手指の消毒方法としては、主に2種類に分けることができます。
1つは石鹸を使用した手洗いで、もう1つはアルコールを使用した消毒方法です。それぞれ消毒方法が異なりますので、下記で解説します。
石鹸の場合
実は、普段使用している石鹸でもウイルスを洗い流すには十分な効果を発揮します。
流水で15秒すすぐだけでウイルスは、1/100まで減らすことができます。
ハンドソープで10秒間もみ洗いし、流水で15秒すすぐことで1/10,000まで減らすことができます。
石鹸で手を洗った後は、さらにアルコールなどで消毒する必要はありません。
アルコールの場合
手洗いができない状況の場合、アルコールでの消毒も十分効果的です。
厚生労働省によると手指の消毒にアルコールを使用する場合、濃度70%以上95%以下のエタノールが推奨されています。
もし、70%以上のエタノールを手に入れるのが難しい場合は、60%台のエタノールでも消毒可能です。
まずは、3ml以上のアルコールを手に取ります。この時に、指先を中心につけ、15秒かけてしっかりとすり込みます。
途中でアルコールが乾いてしまう場合は、アルコールを追加し、再度しっかりとすり込みましょう。
しかし、アレルギーなどでアルコールに過敏な場合は、使用を控えてください。
新型ウイルスは、アルコールや次亜塩素酸によって殺菌することが可能です。
ノンアルコールの除菌シートの場合ですと、新型ウイルスを死滅させることはできません。
しかし、除菌シートで繰り返し拭き取ることで、多少のウイルスを取り除くことができる可能性があります。