突然ですが、ここで質問です。花粉症の時期、衣類に花粉が付着して室内でくしゃみ連発!という方はいらっしゃいませんか?
実はこれ、花粉が新型コロナウイルスの微粒子になるだけで、全く同じことが言えてしまいます。くしゃみの代わりに感染!となっては元も子もありません。
ということで、実は新型コロナウイルス感染症の対策には衣類の除菌も重要です。
ここでは着たきりスズメと言われていた私・元除菌の担当者が衣類を除菌する方法についてご紹介していきます。
衣類を除菌する方法
衣類を除菌する方法についてご紹介していきます。
いくつかの方法を組み合わせることによりよって、効果的かつ効率的に除菌ができるようになるでしょう。
除菌スプレーを使う
除菌スプレーを使う方法があります。効果は24時間程度です。洗濯できないものに使用すると良いでしょう。
ただし除菌スプレーはあくまでも除菌成分をスプレーで吹きつけるというタイプの商品ですので、全ての菌が除菌できるわけではないことに注意が必要です。
また、服によっては色落ち・変色の危険があるため、目立たない所で試してから使用するようにしましょう。
具体的な商品名としてはリセッシュやファブリーズなどが挙げられます。しかしこれらの商品の中には消臭をメインの目的としているものもあり、中には除菌性能を持たないものもあります。
除菌スプレーを使用する際は必ず除菌または消毒と書かれているスプレーを使用してください。それ以外の商品には原則として除菌効果はないものと思ってください。

天日干し
天気のいい日に天日干しをするのもよいでしょう。
紫外線は殺菌効果があります。
どちらかと言うと数日分をまとめて行うようなイメージです。どうしても天気に左右されてしまう部分が大きいため、できる時には必ず天日干しを実行できるようにしておきましょう。

クリーニングに出す
家で洗濯できないものにはクリーニングに出すという選択肢があります。クリーニングに出すことによって基本的に除菌が可能なイメージです。
洗い流すという言葉通り、ウイルスや雑菌・細菌の類も一発で洗い流してしまえます。
またドライクリーニングという方法もあります。
ドライクリーニングでは60-80度の高温を使用するのでウイルス除去の効果もバッチリです。
汚れを落とす=ウイルスの餌やウイルス自体を落とすことに繋がる側面もあるので、できる限り定期的にクリーニングなどで徹底的に汚れを洗い流してしまった方が良いでしょう。
その他、抗菌加工を施してくれる場合もあります。

お湯で洗濯する
60度以上のお湯で洗濯機を使用します。
素材によっては高温NGのものもあるので、注意してください。洗濯表示をチェックすることで、その製品に使えるお湯の温度が大体分かります。
なお、80度以上のお湯に10分程度つけ置きしてから洗濯するのも効果的です。
コインランドリーでの乾燥
外干しできないときには、コインランドリーで乾燥機だけ使うという方法もあります。ちょっと裏技的な方法ではあるものの、乾燥機自体が高温になるため、殺菌効果があるのです。
なお、素材によっては傷んでしまうので注意してください。
スチームクリーナーによる除菌
スチームクリーナーから出てくる高温スチームで殺菌する方法もあります。
スチームの細かい粒子が衣類の中まで入り込んで高い効果を発揮してくれます。また、衣類のシワ伸ばしの効果もあるので衣類に関しては一石二鳥のメリットが得られます。
ちなみにスチームクリーナーから出てくる高温スチームは極めて高い温度の水分が、微粒子のような形で衣類の繊維の中まで入り込んでいくイメージです。
よって繊維の細かい部分に付着しているウイルスや微粒子も、高温のスチームで熱湯消毒しているのと同じような効果が得られると言って良いでしょう。
アルコールによる除菌
北里大学の研究結果によると、50%以上の濃度のアルコールで一般的には除菌が可能です。
ただし厚生労働省は60%以上のアルコール濃度であれば除菌効果・殺菌効果があるとしているため、濃度的にはおおよそ60%以上を使用すると良いでしょう。
また除菌スプレーにも最近は60%以上の濃度でアルコールが配合されているものもあることから、基本的にはアルコールによる除菌は効果があると言えそうです。
漂白剤による除菌
次亜塩素酸ナトリウム配合の漂白剤で除菌する方法もあります。ちなみにサッとつけてサッと引き上げるだけではあまり効果が得られません。
30分から1時間程度つけ置きをすることで、より効果的に衣服の除菌が可能となるでしょう。
漂白剤ということはそもそも衣類を漂白してしまいます。
よって色落ちが激しくなるため、白い衣服などでは効果的と言える方法です。
除湿機を使う
乾燥してる所には菌が増えにくいため、除湿器を使う方法もあります。
菌を増やさない対策として、除湿は大事なポイントです。
あまりに汚れがひどいものは廃棄する
あまりに汚れがひどいものは破棄してしまいましょう。
お気に入りの服もウイルスが付着していては意味がありません。取れない汚れに菌が繁殖してしまう可能性があるからです。
また見た目が悪いのも精神衛生上、あまり良くはありませんよね。せっかくですから、見た目も清潔に行きたいところです。
感染された患者さんが着ていたなどの汚染リスクがある場合は、ポリ袋を二重にして廃棄するようにしましょう。
衣類の除菌に関するQ&A
ここからは衣類の除菌に関するQ&Aをまとめてご紹介していきます。
洗濯のときに注意することはありますか?
衣類を振らないことが重要です。
付着したウイルスや菌が飛び散る可能性があるからです。
また、洗濯表示に注意しましょう。使えない洗剤・漂白剤や水温に制限があるものもあります。
衣類についたウイルスや菌はどのくらい付着しているの?
布についたウイルスは1日までは検出可能ですが、2日目にはおおよそ検出不能となります。ただし検出不能というだけで、ウイルスが実際には付着・活動している可能性もあります。
服はだいたい毎日取り替えるものですから、ウイルス源に触れた可能性がある場合は除菌スプレー等で対策しておくと良いでしょう。
ただし、金属やプラスチックなど、表面がツルツルした素材の場合は新型コロナウイルスの場合72時間程度の生存が報告されています。
衣服にそんなツルツルした部分はないじゃない!という方もいらっしゃいますが・・・ボタンや装飾品はツルツルしているケースが多いため、十分に注意して下さい。
家族の服と一緒に洗濯して問題ないでしょうか?
問題ありません。
洗濯が終了した時点で、水でウイルスや菌は洗い流されるためです。
衣類の除菌で一番効果的なものは何ですか?
対象のウイルスや衣類の素材によって異なります。例えば昨今世界的な流行を見せている新型コロナウイルス感染症の場合、アルコール・次亜塩素酸・熱湯全てが効果があると関係各機関から発表されています。
その他衣服の場合は特に普通の洗濯でも菌は落ちることがほとんどなので、普段の洗濯をしっかりして、洗濯物をしっかり乾かすことが大事です。
除菌スプレーはどの種類でも大丈夫ですか?
用途に合わせて選んでください。
除菌成分・アルコール・次亜塩素酸ナトリウム・天然由来等、いくつかの選択肢があります。
アレルギーがある場合はアレルゲンの配合された商品は選ばないようにしましょう。
アレルギーの他にも、人工香料で気分を悪くされたり体調を崩される方もいらっしゃいます。
よって人工香料がきつすぎるものを選ばない方が賢明な選択肢と言えるでしょう。
まとめ
今回は新型コロナウイルス感染症との闘いの中で特に重要な、衣類の除菌についてご紹介してきました。安心できる毎日をお過ごしいただくためにも、今回ご紹介したような除菌方法を行うようにしてください。
またワードローブやクローゼットの中の衣服までまとめて除菌したい!という場合は業者に室内の一括除菌施工を依頼するという方法もあります。
イメージ的には今回ご紹介した高温スチームを除菌剤に置き換えて噴霧するような施工を行っている業者もあります。
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