部屋の湿度を適切に保つことは、ウイルスの繁殖を防ぐことができるため、とても大切です。
そのためには加湿器の利用が欠かせません。
しかし、加湿器を適切にお手入れしないと、逆に雑菌を撒き散らしてしまう結果になりかねません。
今回は、加湿器の普段のお手入れから、倉庫に仕舞う前にやっておきたい除菌方法を解説していきます。
【徹底解説】加湿器の種類別除菌方法まとめ
加湿器にはさまざまな種類があります。それぞれ、除菌方法も変わります。
今回はスチーム式加湿器、気化式加湿器、超音波式加湿器、温風気化式加湿器、加熱超音波式加湿器に分けて解説します。
それぞれの加湿器の特徴も示しますので、自分が持っている加湿器の種類がわからない場合は、特徴を確認してみてください。
スチーム式加湿器
スチーム式加湿器の特徴と除菌方法について解説します。こちらの加湿器はタンクに水を入れるだけで使用できるため、気軽に使うことができます。
特徴
スチーム式加湿器はタンクにセットした水を加熱して蒸発させて加湿をします。仕組みが単純で部品もシンプルなものが多いのが特徴です。
使用時はタンクに水を入れるだけで簡単な反面、水を加熱するという特性上、どうしても電気代がかかってくるのがデメリットです。
除菌方法
スチーム加湿器は、加熱して水蒸気を放出するため、雑菌が繁殖しにくいです。そのため、お手入れ頻度も多くする必要はありません。
普段のお手入れとしては、毎日タンクの水を入れ替える程度で問題ありません。水を入れ替える際に新しい水でタンク内を振り洗いすると良いでしょう。
月に1回程度のお手入れとして、タンクやトレーをクエン酸で洗浄することをおすすめします。この際、クエン酸は、水3Lに対してクエン酸20gで溶かして使用します。
水はぬるま湯にすると溶けやすくなります。この濃度で作ったクエン酸水にタンクやトレーを1時間程度つけおきし、洗い流しましょう。
目立つ汚れがある場合、ブラシで汚れを落としましょう。
また、クエン酸が残ると故障の原因になるので、しっかり洗い流すようにしましょう。
気化式加湿器
気化式加湿器はフィルターなどに含ませた水を自然に蒸発(気化)させたり、ファンの風を当てて蒸発を促進させたりする仕組みの加湿器です。
卓上タイプと据え置きタイプがあります。USBで給電できるモデルもあり、仕事場のデスクのような狭い範囲でも使用できます。
特徴
気化式加湿器は、フィルターの水を気化させて加湿するタイプの加湿器です。濡れたタオルに扇風機で風を当てているのをイメージするとわかりやすいでしょう。
加熱しないため熱くならず、お子さんがいる家庭でも安心して使えます。
また、加熱しないことで、消費電力も抑えられます。中には電気を使わないタイプもあります。
除菌方法
このタイプの加湿器は加熱をしないため、雑菌が繁殖しやすいのが特徴です。
そのため、こまめなお手入れを心がける必要があります。タンク式の場合、タンクの水は必ず毎日交換するようにしましょう。
特にフィルターに雑菌が溜まりやすいため、フィルターに特化したお手入れ方法を提案します。
フィルターの種類によりお手入れ方法は異なります。そのため、お手入れする前に必ず取扱説明書を確認するようにしましょう。
フィルターのお手入れ頻度は月1回程度を目安にしましょう。
加湿器によっては、お手入れ時期を教えてくれるランプがついている場合があります。その場合はそれが点灯したら、すぐにお手入れするようにします。
フィルターを外し、水ですすぎながら洗います。匂いが気になる場合は、フィルターをクエン酸水でゆすいだり、浸け置きをしたりして洗うことで汚れを取ることができます。
洗った後すぐに使用する場合は、フィルターが濡れた状態でも問題ありません。
超音波式加湿器
超音波振動で水を細かな水滴に変え、噴出することで加湿するのがこのタイプ。静かで小型なものが多く、おしゃれなデザインが多いのも特徴です。
音も静かで寝室での使用におすすめです。
特徴
価格が安く、おしゃれな見た目のものが多いのが特徴。
アロマ付きやイルミネーションがついたものもあり、おしゃれな雑貨屋さんで売られていることが多いのもこのタイプです。
その一方で水道水に含まれているミネラルが結晶化してしまい、カビのように付着してしまうことがあります。雑菌も繁殖しやすく、最もお手入れに気を使うべき加湿器です。
除菌方法
気化式同様、加熱しない加湿器のため、除菌には気を使いましょう。
まず、タンク内や本体に残っている水を全て捨てます。たとえ、水を補充するタイミングでも、水が残っていることがありますので、必ず確認するようにしましょう。
タンク内の水は毎日取り替えてください。取り替えの際、タンク内を新しい水で振り洗いするとより安心できます。
毎日のお手入れとあわせて、週に1回程度でお手入れをするようにしましょう。
ハイブリット式加湿器
2つ以上の仕組みを組み合わせた加湿器で、それぞれのいい所を取り入れることができます。
加熱と気化式、加熱と超音波式のように加熱と組み合わせることで効率的に加湿することができます。
特徴
超音波式や加湿器よりも消費電力が高いのが特徴。しかし、スチーム式よりは電力を抑えて使用でき、比較的電気代は抑えることができます。
気化式と加熱を組み合わせたものは、水が熱くならず加湿力も強いことが知られています。超音波式と組み合わせたものは、水の粒子が大きいため、周囲が濡れやすいという欠点があります。
除菌方法
除菌方法はほかの加湿器と同様に、水の交換とクエン酸によるお手入れが基本です。
複雑な構造のものが多く、お手入れ方法も加湿器によって異なるため、取扱説明書やメーカーのサイトを熟読する必要があります。
加湿器を掃除しないとどうなる?
掃除やお手入れなしで綺麗な状態を維持できる加湿器は存在しません。水を使うことから、雑菌は繁殖しやすいため、定期的なお手入れは必須です。
加湿器の掃除を怠ると、匂いや加湿力の低下とあわせて健康被害が起こる可能性もあります。
嫌な匂いを発する
雑菌が発生することで、匂いも発生します。加湿器から嫌な匂いが発生してしまう可能性があります。部屋の加湿をするつもりが、部屋を嫌な匂いで満たしてしまっては本末転倒です。
加湿力の低下
加湿器のお手入れを怠ってしまうと、加湿力が低下してしまうこともあります。
気化式加湿器の場合、フィルターに水あかやゴミが付着してしまうことで、フィルターの給水力が落ちてしまい、加湿量が低下してしまいます。
また、ハイブリッド加湿器の場合、吸気グリルにほこりが付着したままになっていると、十分に空気を取り入れることができません。その結果加湿量が低下します。
適切にお手入れをし、十分な加湿量を得られるようにしましょう。
喉の痛みなどの体調不良
加湿器内に雑菌が繁殖してしまうと、雑菌を含んだ水蒸気が部屋中にばら撒かれることになります。その空気を吸い込むことで、健康被害が出る危険性があります。
そのひとつに「過敏性肺臓炎」と呼ばれる病気があります。この病気は、加湿器を不衛生な状態のまま使用したことによって、繁殖した雑菌やカビが蒸気とともに放出され、呼吸時に一緒に吸い込んでしまうことによって起こります。
長期間にわたってこれらの雑菌やカビを吸い込み続けることで、全身がアレルギー反応を示してしまうようになります。
主な症状は、咳やたん、胸の痛み、発熱、全身の倦怠感などです。風邪の症状に似ているため、風邪と間違われることも少なくありません。
加湿器を仕舞う前にやっておきたい!徹底除菌方法
加湿器を仕舞う前に、しっかりお手入れをしておかないと、使用していない間に雑菌の温床になってしまう可能性があります。
どの種類の加湿器にも共通して言えることは、タンクや加湿器本体の水を抜いて、しっかり乾燥させることです。水を完全に無くすことで、雑菌の住処を無くすことになります。
また、加湿器の種類別で紹介したお手入れ方法でしっかり清掃をし、外側も内側も綺麗にした状態で仕舞うようにしましょう。
交換時期がきている部品がある場合はこのタイミングで確認しておくと安心です。古くなったフィルターにも雑菌が繁殖しやすいため、匂いの元にもなってしまいます。
仕舞う際には購入時となるべく同じように梱包しておくのが理想です。
化粧箱が残っていればそれに入れるのが最適ですが、なければポリ袋や大きさが近い箱に入れて保管するようにしましょう。
また、保管中も定期的に換気をしないとカビの原因になります。
ある程度定期的に開閉する場所に保管するか、定期的に換気をするように心がけましょう。
まとめ
加湿器の除菌方法をご紹介しました。加湿器は種類毎にお手入れ方法が異なるため、まずは自分が持っている加湿器がどのタイプなのか確認するようにしましょう。
自分で手入れするのが不安な場合はプロに頼むのも一つの手段です。除菌のことを知り尽くしたプロに依頼することで、確実な除菌が可能です。
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