除菌コラム

次亜塩素酸と二酸化塩素は危険性も?注意すべき取扱方を解説

 

次亜塩素酸と二酸化塩素は、共に消毒剤として使われています。
共に塩素系の成分であるこの2つは時に混同されることもありますが、大きな違いがあります。

今回は、

  • 次亜塩素酸と二酸化塩素の違い
  • 次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムの違い
  • 二酸化塩素と安定型二酸化塩素について
  • それぞれの安全性の高さ

という4つのポイントについてお伝えしていきます。

消毒に使われる次亜塩素酸と二酸化塩素の違いについて

消毒に使われる次亜塩素酸と二酸化塩素の違いについて

次亜塩素酸と二酸化塩素は、共に「塩素」が含まれています。
この塩素は強い酸化作用があり、細菌・ウイルスの構造を変化させて除菌を行います。

次亜塩素酸は消毒効果が高い一方で、金属が腐食して変色したり錆びたりします。
人体への影響も指摘されていて、人によっては頭痛や吐き気を覚えるケースもあるようです。

二酸化塩素も高い殺菌作用がありますが、人体に元々ある成分であること、食品添加物として使用されていることから比較的安全性が高いと考えられています。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは別物!

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは別物!

次亜塩素酸水と次亜塩素酸水ナトリウムはよく似た名前ですが、異なる成分です。

次亜塩素酸水は塩化ナトリウム水溶液が原料で、電気分解して生成され主に消毒などに使われます。
経済産業省は2020年6月に拭き掃除などで新型ウイルス除去の有効性が確認されたと発表しました。
用途により必要な濃度が異なり、

流水で掛け流す場合:有効塩素濃度35ppm
拭き掃除に使う場合:有効塩素濃度80ppm

が目安です。

自宅で次亜塩素酸水を自作する場合は塩素が発生するリスクも指摘されています。
除菌に使うなら製品になったものを購入することをおすすめします。

一方、次亜塩素酸水ナトリウム液はご家庭でもお馴染みの塩素系漂白剤を薄めたものです。

厚生労働省の指針によると、消毒に使う次亜塩素酸水ナトリウム液は濃度0.05%とされています。

市販の塩素系漂白剤は大体5~6%の濃度の場合が多いので500mlの水にキャップ1杯(5ml)の漂白剤を入れて良く混ぜて拭き掃除に利用してください。

濃度は漂白剤のパッケージ裏などに記載されているので、水溶液を作る前に確認してみてください。

出来上がった次亜塩素酸ナトリウム液は、紫外線に弱いのでなるべく一度で使いきりましょう。
どうしても余ってしまった場合は、アルミホイルなどでボトル全体を覆って遮光して早めに使いきりましょう。

二酸化塩素と安定型二酸化塩素も混同されがち

二酸化塩素と安定型二酸化塩素も混同されがち

混同されやすい成分として、二酸化塩素と安定型二酸化塩素も挙げられます。

二酸化塩素の水溶液は高い消毒効果を持つ一方で、外部からの衝撃に弱くちょっとした衝撃などで二酸化塩素ガスが分解されてしまいます。

安定型二酸化塩素は、この欠点を補うためにアルカリ性水溶液や亜塩素酸塩などに二酸化塩素を混ぜて安定性を高めた混合物のことを指します。

安定型二酸化塩素を使った除菌はアメリカやドイツなどで一般的です。

二酸化塩素は安全性が高いって本当?

二酸化塩素は安全性が高いって本当?

先ほど、二酸化塩素は次亜塩素酸などを比べても安全性が高いとご説明しました。

確かに二酸化塩素は日本以外の各国でも食品添加物として使用されていますし、ダイオキシン・クロロホルム・オゾンガスなどの環境有害物質が発生しないため環境面でも安全な物質だとされます。

ただ、長時間低濃度の二酸化塩素を吸った場合安全性に関するデータは充実しているわけではありません。

アメリカのACGIH(米国産業衛生専門会議)が定めた許容濃度は、8時間で平均0.1ppm、短時間(15分)の場合は0.3ppmです。
二酸化塩素の濃度が1ppmを越えると臭いを感じ、10ppm以上だと粘膜部分に炎症が出る恐れがあります。
二酸化塩素系の空間除菌グッズなどを使用する際、臭いを感じたら除菌機器のスイッチを切ったり、換気をしたりして空気中の濃度が高まらないよう気をつけましょう。

ニーズや場所にあった除菌ならプロにおまかせ

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次亜塩素酸、二酸化塩素は異なる成分でありながら、ともに除菌効果が高いことが分かりました。

  • 次亜塩素酸は除菌効果は高いものの人体や金属への影響が指摘されている
  • 二酸化塩素は比較的安全性が高いものの、外部からの影響を受けやすい
  • 次亜塩素酸水と次亜塩素酸水ナトリウムは原料が異なる
  • 安定型二酸化塩素は二酸化塩素にアルカリ性水溶液等を混ぜて安定性を高めたもの

上記4点が本記事のポイントでした。

次亜塩素酸や二酸化塩素を使って除菌する際は、それぞれの特性を理解して適切に使用してください。

除菌・消毒に使う薬剤は、使用する箇所や用途によって濃度や組み合わせなどを考えなければなりません。

職場などの広い空間の除菌をする際は、場所や目的にあった薬剤で適切に処置してくれるプロの業者を利用することをおすすめします。

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