新型ウイルスの感染拡大が続く中、世界保健機関(WHO)は新たにオミクロン株を発見したと発表しました。
この変異株は従来のコロナウィルスに比べて感染力が強まっているとの情報もあります。
ここではその危険性やワクチンとの関係性、また日本国内における状況をまとめて解説致します。
新型ウイルスの新たな脅威?【オミクロン株】
新型ウイルスの新たな脅威として考えられているオミクロン株について概略を簡単に解説します。
オミクロン株は南アフリカで、2021年11月に初めて感染例が報告されました。
さらに、デルタ株同様に新型ウイルスの変異種として知られる”ベータ株(2020年南アフリカで発見)”、”ガンマ株(2020年11月ブラジルで発見)”といった、これまで見つかっている他の変異株と比べると、最も新しく発見されたオミクロン株は、より感染力が強いことが懸念されています。
さらに2021年冬現在南アフリカでは感染の流行がデルタ株からオミクロン株へ急速に切り替わっていることも、感染力の高さを危惧させています。
感染を防ぐ方法としては、今の対策(下記に示す)を継続することが有効だと考えられます。
- マスク
- 手洗い
- アルコール等での除菌
- 三密防止
- ワクチン接種
【解説】変異株=感染力が強い?
今回のオミクロン株については特に、ウイルス表面のスパイクタンパク質の変異が多いことが最新の研究結果によって明らかになっています。
スパイクタンパク質とは、ウイルスが細胞に感染する際の足がかりとなる部分です。
つまり、細胞に感染する際の足がかりが今までの株よりも変異していることから、細胞に付着しやすい、また結合しやすくなっていることが考えられます。
このことから導き出される懸念事項としては、オミクロン株は細胞の受容体に結合しやすくなっているため感染力が上がっている、ということです。
その他再感染リスクも増加傾向にあることも見逃せません。
WHOでは「オミクロン株は、再感染リスクの増加が示唆される」との声明を発表しています。
一般的なウイルスの変異に関する知見だけで申し上げるなら、変異として「ワクチン回避能力」を新たに獲得している可能性も否定できないことになります。
一度感染した人も油断できないのは、こういったところに理由があります。
オミクロン株とワクチンの関係性は?
オミクロン株とワクチンの関係性について解説します。
例えば新型ウイルスのワクチンを開発しているファイザーでは、3回目以降の接種をすることが望ましいと述べています。
これは、通常のワクチン接種では抗ワクチン性能を持つ可能性があるオミクロン株に対して抗体が得られない可能性があり、追加接種で高い効果を得るべき、という考え方によるものと推察されます。
その他ファイザー同様にワクチンを開発しているモデルナでは、オミクロン株への従来ワクチンの効果は落ちるだろう、という主旨の見解を述べています。
そして、WHOでは「オミクロン株のワクチン回避能力は、これまでの変異株で最強」と述べているのです。
このように、ワクチン開発は暗中模索を繰り返すような取り組みであることからも、オミクロン株に対するワクチンに関する見解は決して楽観視できない状況と言えそうです。
一方で、これまでのウイルスの変異に関する研究データや、今後の治験の結果を踏まえると、まだ判断するには時期尚早ではないか、という意見もあります。
現時点ではまだ結論を出すことはできない状況です。
日本でのオミクロン株の感染状況・対策は
日本でも、オミクロン株に対する対策が着々と進められている状況です。
具体的には本記事執筆時点において、オミクロン株に対する水際対策として、
- 外国人の新規入国禁止
- 有効なワクチン接種証明保持者による行動制限緩和措置の見直し
- モニタリングの強化
- 入国者総数の引き下げ
を外務省が掲げています。
これらの対策があるにも関わらず日本国内では、2021年12月8日現在で国内4例目のオミクロン株感染が確認されている状況です。
また日本での1例目・2例目については外国人の感染が日本で見つかった形となります。
続けて3例目・4例目については日本人の感染です。
現在のところ市中感染についてはさほど取り沙汰されていないものの、今までの事例を鑑みれば今後、オミクロン株の日本国内における流行や市中感染の可能性は極めて高いと言わざるを得ません。
オミクロン株の感染対策方法として今すぐできることは?
オミクロン株の感染対策は通常の新型ウイルス感染症対策とさほど、変わりありません。
しかしここでは「おさらい」の意味合いも込め、オミクロン株の感染対策にも使えると本稿執筆現在では考えられる対策方法について解説していきます。
具体的に再度徹底しておきたいのは、以下のようなポイントです。
- マスク
- 手洗い
- アルコール等での除菌
ひとつずつ解説していきます。
マスク
まずは、とにかく感染を防ぐためにはマスク着用が第一です。
厚生労働省は、どんなに軽度でも咳やくしゃみが出るときは必ず着用するよう呼びかけており、通常の外出時にも不織布マスクの着用が重要であると考えて差し支えはないでしょう。
また、人ごみを避けることは当然のことながら、混雑している場所に行く場合は、できるだけ人数の少ない場所を選ぶようにしましょう。
手洗い
手を洗う際は、必ず流水と石鹸・ハンドソープを使いましょう。
この時泡立てないままで手洗いをしてしまう方がよくいます。
しかしこれではあまり効果的な手洗いとは言えません。
石鹸を泡立てることで初めて、手の細かいシワの部分にも石鹸の成分が入り込み、より効果的な手洗いが可能となります。
また、手洗いについては可能な限り30秒以上の時間をかけるようにしましょう。
30秒間の手洗いによってウイルスが減少するという研究結果もあります。
また同じ時間をかけるなら2度手洗いをするという方法も有効です。
2回手洗いを実施することで手の表面に付着していたウイルスの除去効果が高まったという研究結果も、新型ウイルス感染症が国内で爆発的に増加した2020年頃に注目を浴びました。

アルコール等で除菌する
アルコールなどでの除菌も必須と言ってよいでしょう。
アルコール等で除菌する際には、スプレー式のものを使うと便利なのでおすすめです。
その他、アルコールとは別の成分を用いた除菌剤もあります。
こちらについては、適宜適切に使い分けられるようにしておきたい所です。
例えば肌の刺激が気になる時にはアルコールではなく、別の成分を由来とする除菌剤を使うといった具合です。
また、体質的にアルコールが使えない人にもおすすめです。
しかし成分によっては最近、特に除菌効果に疑問符がつくようなものも存在します。
どのような成分が、どういった除菌効果を持つのかはある程度「自分で調べる」という考え方も対策としては有効です。
まとめ
オミクロン株は新しく発見された新型ウイルス感染症の変異株であり、特に国外では感染事例が急増している変異株です。
また従来の変異株と比較しても感染力が強いことが懸念されています。
オミクロン株に感染しないためには、今回の一連の新型ウィルス感染症に関して報道されている通り、
- マスクを着用し、手洗いを徹底すること
- アルコール等で除菌をこまめに行うこと
- 三密を避け、なるべく人との距離を保つこと
の3点が重要と考えてよいでしょう。
もちろん、これら以外にもできる限りのことをやっておく必要性は論じるまでもありません。
オミクロン株の感染力が強い可能性が高いということを念頭に置き、感染拡大を防ぐ意識を持って行動することが大切です。
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