このような噂を耳にしたことはありませんか?
新型ウイルス感染症拡大により、オフィスでのクラスターは、珍しいものではなくなってしまいました。まさに明日は我が身と言えます。
本記事では、オフィスでのクラスターが発生した実際の事例を確認し、クラスターを未然に防ぐ対策について解説します。
新型ウイルスの感染経路
まず、新型ウイルスになぜ感染してしまうのかを復習しておきましょう。感染経路の代表は飛沫感染と接触感染です。それぞれを確認していきます。
飛沫感染

飛沫感染は、くしゃみや咳、唾液などの飛沫と共にウイルスが放出され、それを口や鼻から吸い込んでしまった人が感染することです。
新型ウイルスが流行してからすぐに、飛沫感染は注目されました。飛沫の放出と吸い込みを防ぐためのマスクが品薄状態になったことは記憶に新しいですよね。
接触感染

ウイルスを含んだ飛沫が机やドアノブなどに付き、それを触った手で、知らないうちに鼻や口などから感染するのが、接触感染です。
飛沫感染と同様に、感染リスクが高いと考えられており、手洗いはもちろんですが、手指や不特定多数の人が触る箇所の消毒が推奨されています。
マスクと同様に、アルコール消毒液も店から姿を消し、入手困難になった時期もありました。
オフィスでのクラスター発生事例
多くの人が集まり、仕事をするオフィス。密閉・密集・密接のいわゆる3密が発生しやすい環境です。
3度目の緊急事態宣言が発出された2021年4月には、オフィスでのクラスターが全国で90件以上発生し、高齢者施設を超えて「最もクラスターが発生しやすい場所」となっています。
オフィスで発生したクラスターの事例を、3つ確認していきましょう。
会議でのクラスター

1つ目は会議でのクラスターです。
オフィスでの会議は、締め切った空間で社員が密集して行なわれることが一般的です。
換気が徹底されていなかったり、人との距離を十分にとっていなかったりすると、たちまち飛沫感染のリスクが高まります。
実際に新型ウイルスに感染していると知らずに会議に出席した人を起点に、その後会議出席者の多くが新型ウイルスに感染した事例もあります。
コールセンターでのクラスター

2つ目はコールセンターで発生したクラスターの事例です。
コールセンターは、社員が一日中電話をし続けるオフィスであり、飛沫感染のリスクが高いと言えます。
さらにコールセンターでは電話やインカムなどの備品が共用品であることも多く、接触感染のリスクも高いのが特徴です。
新型ウイルスに感染している人が使った電話やインカムを、別の人が消毒せずに使ってしまったため感染が広がった、というケースもあります。
実際に、2021年6月に北海道札幌市ではコールセンターでのクラスターが続出しています。
(※参照 『コールセンターのクラスター続発 北海道なお変異株猛威│朝日新聞デジタル』)
歯磨きでのクラスター

3つ目は歯磨きが原因で発生したクラスターです。
オフィスでの昼休みに洗面所で歯磨きをしていた新型ウイルスの感染者を起点に、クラスターが発生した事例があります。
歯磨きは前歯の裏を磨く際や、口をゆすぐ時に飛沫が飛びやすく、飛沫感染のリスクが高いのです。
歯磨きは洗面所の備品にもウイルスを含んだ飛沫が付着しやすく、接触感染のリスクも高いので注意が必要です。
オフィスでのクラスターを未然に防ぐ方法
事例からも分かる通り、オフィスはクラスターが発生しやすい場所です。クラスターを未然に防ぐにはどうすればよいのでしょうか?代表的な対応策を3つ紹介します。
パーテーションによる飛沫感染防止

まずはパーテーションによる飛沫感染防止策です。オフィスで最もポピュラーな対応策だと言えるでしょう。
オフィスのデスクや会議室に、透明であるアクリル板を設置して、社員同士や来客の飛沫感染を防止するのが、パーテーションでの対策です。
パーテーションにより、物理的に飛沫をシャットアウトできるので、飛沫感染対策として有効な方法と言えるでしょう。
共用品の消毒徹底のルール化

続いては共用品の消毒を徹底する方法です。
多くの人が働くオフィスでは、コピー機や電話、シュレッダー、ゴミ箱など多くの共用品があります。
共用品からの接触感染のリスクを避けるのに有効な手段が、アルコール消毒液での消毒を徹底するルール作りです。
新型ウイルスは「エンベロープウイルス」と呼ばれるウイルスに大別されます。
エンベロープウイルスとは、ウイルスの表面を脂肪の膜で包んでいるのが特徴です。インフルエンザウイルスやSARSもエンベロープウイルスに分類されます。
アルコール消毒液によって、脂肪の膜を壊すことができます。
脂肪の膜が壊れた状態では感染力が失われるので、アルコール消毒液による共用品の消毒は、接触感染に対する有効な手段だと言えるでしょう。
ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスはノンエンベロープウイルスに分類され、脂肪の膜を持たないウイルスです。
これらのウイルスにはアルコールの効果がありませんので、塩素系の消毒剤を使用しましょう。
テレワークの推進

最後はテレワークの推進です。
オフィスに社員が出社しないテレワークを推進できれば、オフィスでクラスターが発生する確率も必然的に下がっていくでしょう。
政府は「テレワーク目標7割」を掲げています。しかし、テレワークをする設備が整っていない、オフィスでしかできない仕事があるなどの理由により、多くの企業でテレワークの導入が進んでいないのが現状です。
もしオフィスでクラスターが発生してしまったら?

オフィスでのクラスターを未然に防ぐために、あらゆる対応策を講じても、残念ながら新型ウイルス感染症のリスクをゼロにすることはできません。
万が一、オフィスでクラスターが発生してしまった場合はどうすればよいのでしょうか?以下にオフィスでクラスターが発生した場合の対応策を記載します。
- 保健所に連絡
- クラスターが発生した場所の消毒、除菌
- 感染者、濃厚接触者のリスト作成
- 社内外への通知
この中でも重要となってくるのが、クラスターが発生した場所の消毒と除菌です。
万が一、立て続けにクラスターを発生させてしまうと、企業としてのステータスが低下することにもなりかねないためです。
オフィスで働く社員に消毒と除菌を指示するのが一般的ですが、「消毒作業をすることで接触感染したらどうしよう…。」や「しっかりと消毒と除菌ができているか不安…。」と感じる社員も多いことでしょう。
このような場合は、消毒や除菌を専門に行なうプロの業者に依頼するという方法もあります。
まとめ|オフィスでのクラスター防止は基本の徹底が重要!

新型ウイルスは目に見えない敵であり、私たちは常に感染のリスクと共に生活をしています。
特にオフィスはクラスターが発生しやすい場所であり、普段から飛沫対策、3密の回避、除菌や消毒といった感染対策の基本を徹底することが重要です。
それでも新型ウイルスの感染リスクは無くすことはできません。万が一、オフィスでクラスターが発生してしまった場合は、慌てず次のアクションを考えることが大切です。
立て続けのクラスターを防ぐためにも、消毒や除菌はプロの除菌業者を選定することをおすすめします。
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